呂布の裏切りロードを現代風にアレンジしてみた【後編】

呂布の裏切りロードを現代風にアレンジしてみた【後編】

前回に引き続き、裏切りに裏切りを重ねた呂布の行動を現代風にアレンジして説明します。結末を知っている方もそうでない方も楽しめるように工夫してみました。一風変わった三国志の世界観をどうぞご覧ください。物語はフィクションです。念のため


前回までのあらすじ

前回までのあらすじ

前回までのあらすじ

丁原建設のスーパー社員だった呂布は、開発した機材の横流しや未発表の研究成果の権利を董卓グループの董卓会長に譲渡することで董卓グループ傘下の企業の社長を任されることになりました。そこに現れたのが経営コンサルタントの王允。
王允は陰謀を企て、董卓会長と呂布社長の仲を引き裂くつもりで、呂布に人気アイドル「貂蝉」のプロデュースをさせます。

そのことを董卓会長に報告しなかったせいで呂布社長は罪を問われ、上納金を納めることを条件に一件落着させます。アイドル「貂蝉」の人気が上がると、董卓会長は「貂蝉」の所属する芸能事務所を呂布社長から買収して自分のものにしようとします。「貂蝉」の人気の上昇と比例して董卓会長と呂布社長は修復不可能な関係になってしまいました。

…というのが前回まで。さてさて、董卓会長と呂布社長このあとどうなるのでしょうか?
後編から閲覧しちゃった方はぜひ前編を読んでみてから続きをどうぞ。

前編は以下!

フィクションです。

フィクションです。

フィクションです。

これから記載する企業、団体名はすべて架空のものです。また、記事の内容は史実、三国志演義には一切関係がありません。
あくまで、例え話の枠組みであることをご承知ください。

第3章 董卓会長の失脚

第3章 董卓会長の失脚

第3章 董卓会長の失脚

董卓会長を陥れるため、呂布社長と王允が行ったのはスキャンダル情報収集です。探偵事務所へ依頼をしたり、過去の公文書の記録をひっぱり出したりと二人は奔走しました。すると、不正申告や不正取引、女性社員との不倫などスキャンダルがジャンジャン出てきました。しめしめ…。二人はこの情報を報道関係者などに匿名でタレコミ、国内トップの大手董卓グループと董卓会長はたちまち注目の的となりました。

これが種火となり、董卓グループの請負をしていた会社が次々離反。株主総会で董卓会長の弾劾が行われ、董卓会長は辞任せざるを得なくなりました。「やっと俺の天下だ」、そう確信したのも束の間、内部告発したことが他の取締役員にバレてしまった呂布社長は董卓グループから切り離されてしまい、事業縮小と人員削減をするはめになりました。

第4章 王允の凡ミス

第4章 王允の凡ミス

第4章 王允の凡ミス

董卓会長を陥れることに成功した王允でしたが、呂布社長が董卓会長に「貂蝉」の件を漏らしたことを契約違反として訴訟し、損害賠償を要求されます。結局この裁判は呂布社長に軍配が上がり、王允は表社会から姿を消してしまいます。

第5章 呂布社長の売り込み

第5章 呂布社長の売り込み

第5章 呂布社長の売り込み

王允から多額の賠償金をもぎ取った呂布社長でしたが、董卓グループという大きな後ろ盾を失った以上、他の企業と提携していかなくては事業が成り立ちませんでした。呂布社長自ら足を運んで営業を積極的に行うのですが、内部告発をした彼を誰も信用しません。しかし、蜀漢株式会社だけが助け舟を差し向け、なんとか呂布社長は落ち込んだ経営状況をもとに戻すことができました。

第6章 蜀漢株式会社と曹魏出版の急成長

第6章 蜀漢株式会社と曹魏出版の急成長

第6章 蜀漢株式会社と曹魏出版の急成長

これまでいろいろな企業の請負を担当してきた蜀漢株式会社は、培ったノウハウを活かして新規事業に挑戦しました。この事業に目を付けた曹魏出版はさっそく雑誌で特集を組んだり、劉備社長に取材してビジネス書籍を編集して出版。そして蜀漢株式会社の事業は人気を得て、曹魏出版とお互いWin Winの関係を確立しました。

第7章 袁術会長の気まぐれ

第7章 袁術会長の気まぐれ

第7章 袁術会長の気まぐれ

袁術 「ねーねー紀霊くん。最近M&A流行ってるじゃん。手始めに蜀漢あたり買収してみない?」
紀霊 「いいっすね!!」
袁術 「じゃあ、後は任せたよ。よろしく!!」

そんなこんなで袁自動車工業は蜀漢株式会社の買収をしようとします。袁術会長は金に糸目をつけず、呂布社長と結託してついに蜀漢株式会社の筆頭株主に躍り出ました。
ギリギリのところで、劉備社長と曹操社長が株の買戻しを行ってなんとか持ちこたえていたが、両者の経済事情ではこれ以上どうすることもできないくらいの状況に至りました。そこに救世主として現れたのは、一時は倒産寸前に追い込まれた呂布社長でした。
呂布社長は蜀漢株式会社と提携して、袁自動者工業が買収した分のほとんどを買戻しました。

これによって、株式の価格上昇は一時的に食い止められ劉備社長は形勢逆転。袁術会長は蜀漢株式会社の買収から手を引きました。

第8章 呂布社長の台頭

第8章 呂布社長の台頭

第8章 呂布社長の台頭

呂布社長は皮肉にも劉備社長と曹操社長と同じ土俵で勝負をすることを決めました。そして、劉備社長と曹操社長の経営戦略や事業を研究して真似をし、応用して売り出しました。これがまさかの大ヒット。劉備社長と曹操社長は出遅れたため、しぶしぶながら事業計画の変更を強いられました。

第9章 劉備社長と曹操社長の復讐劇

第9章 劉備社長と曹操社長の復讐劇

第9章 劉備社長と曹操社長の復讐劇

蜀漢株式会社と曹魏出版は、共謀して呂布社長のパクリを訴訟しました。また、曹操社長が丁原建設の情報漏えい事件を掘り返してスキャンダルが報道され、さらには不当解雇されたという元社員の訴訟などが起こり、呂布社長が経営する企業はことごとく倒産することになりました。

第10章 往生際の悪い呂布社長

第10章 往生際の悪い呂布社長

第10章 往生際の悪い呂布社長

呂布社長の形勢は一気に不利になりました。もはや経営者としては、どう頑張ってもやっていけなくなってしまった呂布社長は、曹魏出版の曹操社長にこのように提案をしました。

呂布 「曹操社長が私を雇ってくれれば、私がマネジメントを徹底して曹魏出版所属の社員、作家を
    開花させることができる。どうかな?私を雇う気はないかい?」
曹操 「うーん。君を雇ってもっと利益が出るのであれば…」

曹操社長は呂布の提案に耳を傾け、優柔不断にも自社の社員として雇うのも悪くないと思ってしまい。数日そのことで頭を抱えていました。
その時、劉備社長はこのように言って、呂布の採用を見送るように曹操社長に警告を促しました。

劉備 「曹操社長、こいつの口車に乗ってしまうのは褒められたことではありませんよ。覚えていま
    せんか?こいつは丁原建設、董卓グループを陥れた者ですよ。こいつを受け入れてしまえ
    ば、あの2人のように裏切られて露頭に迷うことになりますよ」

劉備社長の証言にも一理あるということで、曹操社長は呂布社長からの提案に承諾の色はみせませんでした。こうして呂布社長も表舞台から姿を消すことになり、経済は回復しました。

あとがき(まとめ)

あとがき(まとめ)

あとがき(まとめ)

いかがでしたでしょうか?
無理矢理こじつけてしまったり、記事に登場した人物について大げさに悪者扱いしてしまったので、この記事に登場する人物のファンの方々に対しては、面白おかしく書いてしまったことをお詫びします。
また、この記事が呂布に裏切り行為についてみなさんの理解の助けになれれよいと思います。以上、「呂布の裏切りロード」を現代風にアレンジしてみたの後編でした。





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呂布(りょふ) 後漢

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