【前編】呂布の裏切りロードを現代風にアレンジしてみた

【前編】呂布の裏切りロードを現代風にアレンジしてみた

呂布は裏切りに裏切りを繰り返した結果、曹操に捕らえられ処刑されたことは皆さんもご存知のとおり。しかし、呂布の「裏切りロード」にはいろいろな人物が関わり、あっちに行ったりこっちに行ったりと分かりづらいです。そこで、面白おかしく現代風にアレンジして呂布の「裏切りロード」を2本立てで説明します。


義父たちに対する裏切り

義父たちに対する裏切り

義父たちに対する裏切り

呂布は董卓による金銀財宝や赤兎馬などのプレゼント攻撃に目がくらみ義父でもともとの主君丁原を殺害し、その首を手土産として董卓に臣従します。

しかし、王允計略である美女連環の計で絶世の美女貂蝉を取り合って義父の董卓を殺害しました。王允は呂布に義理の娘である貂蝉を娶らせることを約束していたので、公にはなっていなかったが、義理の親子ということになっています。

ところが、倒された董卓の部下が反撃にでました。形勢不利と見た呂布は今度は王允を見捨てて長安から脱出しました。

群雄たちに対する裏切り

群雄たちに対する裏切り

群雄たちに対する裏切り

呂布は配下たちと集団で逃亡をするはめになりました。まず一番先に目をつけたのは名門袁家の袁紹です。しかし、袁紹はこれを拒みました。戦士としては喉から手が出るほど欲しい呂布でしたが、群雄たちは背かれることを恐れて誰も配下にしようとはしませんでした。

しかし、そんな彼に助けの手を差し伸べたのが、徐州太守に任命されたばかりの劉備(玄徳)です。徐州城に居候していた呂布はある日、劉備(玄徳)が遠征している間に徐州を乗っ取ってしまいました。
劉備(玄徳)はしかたなく新城に落ち延びました。その時、袁術が大軍を派遣して劉備(玄徳)を滅ぼそうとします。
袁術は呂布に根回しをしていて食糧を提供する代わりに劉備(玄徳)討伐に加勢することを約束させました。

ところが、劉備(玄徳)が滅びれば自分にもメリットがないと判断した呂布は、袁術との約束を反故にして劉備(玄徳)のSOSに応じました。

実は、この時すでに劉備(玄徳)は、曹操と打倒袁術を目的に手を結んでいました。そうとは知らず、呂布は袁術についたほうが自分によりメリットがあると考えて、またも劉備(玄徳)を裏切って、劉備(玄徳)の妻子を捕らえ、それを手土産に袁術の味方となりました。
これにはさすがの劉備(玄徳)も大激怒。即刻曹操のとともに呂布を攻めました。呂布は最終的に味方に裏切られて捕縛され、処刑されました。

とってもわかりづらい…

とってもわかりづらい…

とってもわかりづらい…

以上が呂布の「裏切りロード」の概略なのですが、とってもわかりづらくないですか?
私なりにあれこれ省略して書いてみたのですが、三国志演義の中ではさらに複雑に描かれています。概略の文中でも呂布の裏切りの回数は6回にもおよびます。
このあたりで意味がわからなくなり、なんとなくでしか理解していない方も多いと思います。
そこで、現代を生きる私たちにとって理解しやすいよう群雄たちを企業の経営者、組織を企業、クーデターや戦争を弾劾裁判や買収などに例えて現代風に呂布の「裏切りロード」をアレンジして説明してみます。

現代風にアレンジ

現代風にアレンジ

現代風にアレンジ

WARNING(注意)

WARNING(注意)

WARNING(注意)

これから記載する企業、団体名はすべて架空のものです。また、記事の内容は史実、三国志演義には一切関係がありません。あくまで、例え話の枠組みであることをご承知ください。

キャスティング

キャスティング

キャスティング

呂布  …研究開発、製造、事務、営業、販売などすべて一人で完結してしまうオールマイティーな
     スーパー社員。
丁原社長…「株式会社丁原建設」を経営する中小企業の経営者。
董卓会長…複数の業界の子会社をもつ大手「董卓グループ」の最高経営責任者(CEO)。
劉備社長…BPO事業を展開する中小ベンチャー企業「蜀漢株式会社」の経営者。
袁術会長…国内トップシェアを誇る老舗自動車メーカー「袁自動者工業」の最高経営責任者
    (CEO)。
曹操社長…雑誌や漫画の出版が中心の「SOUGI出版」の経営者。
王允  …フリーの経営コンサルタント事業者。
貂蝉  …呂布と王允が共同でプロデュースしたアイドル。

序章 丁原建設への不満

序章 丁原建設への不満

序章 丁原建設への不満

中小企業の丁原建設は、スーパー社員呂布を雇ってからうなぎ上りの成長を遂げていました。ところが、給料や勤務時間、待遇などに呂布は日に日に不満を募らせていました。そんなとき、スーパー社員呂布の噂を聞きつけて大手董卓グループの最高経営者である董卓会長から直々に呂布と取引がしたいという指名が入りました。

要件を聞くため、董卓にアポをとって董卓と面会を果たした呂布は、董卓の本当の狙いを打ち明けられます。

その狙いとは、呂布が特許を取得した開発した機材の横流しや未公表の機材、研究成果の権利と呂布の移籍。つまり、ヘッドハンティングです。
その代償として、呂布には輸入高級車と多額の年俸、さらに董卓グループ取締役員のポストを与えることを約束しました。

「こんないい話はほかにない…」呂布は内部操作を行って重要な機材の横流しと研究成果を董卓グループに売却し、突然丁原社長に辞表を突き付けて董卓グループへ転職しました。

呂布任せでまったく具体的な経営戦略を持っていなかった丁原建設の経営状況はガタガタに崩れ、ついに倒産してしまいました。

1章 経営コンサルタント王允の謀略

1章 経営コンサルタント王允の謀略

1章 経営コンサルタント王允の謀略

董卓会長の経営する董卓グループは各業界で活躍し、ほぼ市場を独占している状態でした。このままでは、いろいろな会社が倒産してしまい経営コンサルタントも意味がなくなってしまう。そう考えた王允は、多くの経営者と結託し董卓会長と呂布を決別させるための陰謀を企てました。まずは手始めに、董卓グループの骨幹の社長となった呂布社長へ近づきこんな提案をします。

王允 「呂布社長、そろそろ芸能の分野にも手を出してはどうでしょう?というのも先日、原宿で
    可愛い女の子をスカウトしましてね」
呂布 「ほう、それは面白そうだけど、スカウトしたのはどんな感じの子なんだい?」
王允 「さすがは呂布社長、お目が高いですね…。実はすでに私の事務所に来ているんですよ。よろ
    しければぜひ、お会いになって頂きたいのですが…どうでしょう?」
呂布 「わかった、ぜひ会いに行こう」

貂蝉を目にした呂布は目を見開き「この子は絶対売れる!!俺がプロデュースしよう」といって、即刻王允と契約を締結しました。

それから数日後―。
王允が訪れたのは董卓グループの本社。そう貂蝉を売り出すためです。董卓会長もノリノリで王允の話を聞いていましたが、王允から「もうすでに呂布社長から聞いていると思うのですが、費用の融資のご相談をしたくて…」という言葉に「俺は呂布からなにも聞いてないぞ!!」と憤怒しました。しかし、これは王允の読み通り。「もちろん呂布社長の会社は董卓会長の子会社なのですから、董卓会長にも利益を享受する権利はありますよ」とささやいてその場を静めました。

2章 売れっ子アイドル貂蝉を取り合う

2章 売れっ子アイドル貂蝉を取り合う

2章 売れっ子アイドル貂蝉を取り合う

貂蝉の件を董卓会長に知られてしまった呂布社長は、立ち上げたばかりの芸能事務所の売上の一部を董卓グループに上納する形で一件落着させました。
しかし、貂蝉の美貌や歌、ダンスは世の男性を虜にし国を代表する一大スターへ成長しました。この活躍を知った董卓会長はやっぱり上納金だけでは物足りないので呂布の芸能事務所を買収しようとする動きを見せます。
この危機を悟った呂布社長は、董卓会長を陥れるべく、スキャンダル情報の入手に奔走します。

まとめ(前編)

まとめ(前編)

まとめ(前編)

「呂布の裏切りロードを現代風にアレンジしてみた」の前編はここまでとなります。
前編でアレンジした部分は見出し「義父たちに対する裏切り」の4/5までの内容です。結末を知っている人もそうでない人にも楽しめるようにアレンジをしてみました。
さてさて、これから呂布社長、まだ登場していない劉備社長、曹操社長はどうなるのでしょうか?
今後の展開が気になる方はぜひ後編もご覧ください。

※記事の内容は史実、三国志演義には一切関係がありません。呂布の裏切り行動を現代風にアレンジしているということをご理解ください。


この記事の三国志ライター

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