パリピ孔明 4話あらすじ
■ パリピ孔明 4話あらすじ
パリピ孔明 4話あらすじ
超大型フェス・サマーソニアへの出場権をかけた、10万イイネ企画が本格的に始動した。
英子が自らの内なる旋律を世界に届けようと、レコーディングスタジオへと向かっていた。彼女の心は、新しく生まれたオリジナル曲を完成させるという情熱に満ち溢れていた。しかし、スタジオのドアを開いた瞬間、運命が新たな展開を迎える。そこには、世界を魅了するアレンジャー、音楽界のレジェンド、スティーブ・キドが立ちはだかっていた。彼の眼差しには挑戦の火が宿っていた。
「孔明との賭けだ」と、キドは不思議な微笑みを浮かべて言った。「僕が納得する曲ができれば料金はいらない。だが、失敗したら孔明は君から離れ、僕のもとへ来る」英子の心臓は猛烈に鼓動し始める。
孔明のヘッドハンティングに不安を覚えながらも、彼女は自らの決意を固める。彼女の音楽、彼女の夢、そして彼女自身をかけた戦いが、これから始まろうとしていた。
緊迫感と期待感が交錯する中、英子は心から湧き出るメロディーを紡ぎ出し始める。彼女はこの挑戦を乗り越え、オリジナル曲を完遂させることができるのだろうか?彼女の音楽はキドを魅了することができるのだろうか?
一音一音が、英子の運命の物語を綴っていく。舞台は設えられ、音楽の祝祭がいま、幕を開ける。
孔明は、平行して、天才ラッパー・KABE太人を仲間に取り込む戦略を実行していた。
観衆が煌めく中、伝説の軍師である諸葛孔明と、天才ラッパー・KABE太人の間で、運命のMCバトルが幕を開ける。
孔明は冷静に「MCバトルなんて、単なる口げんかに過ぎない」と挑発し、その言葉に火がついたKABEは、勢いに乗ってマイクを握り、ステージへと駆け出す。
挑発には、「亀の子どもが・・・」孔明が言う。
亀の子とは、遊廓や待合で相手の女の来る前から蒲団にもぐりこんでくることで、終日起きずに蒲団の中にもぐり込んで居ることもいい、 亀の子正月などともいう。
KABEが、(才能があるのに)くすぶっている状況を挑発したものだ。
このラップバトルに対して、官渡の戦い の再来か!?という三国志かぶれのオーナーの発言があった。
官渡の戦い(かんとのたたかい)とは?
■ 官渡の戦い(かんとのたたかい)とは?
官渡の戦い(かんとのたたかい)とは?
官渡の戦い(かんとのたたかい)とは、中国後漢末期の200年に官渡(現在の河南省鄭州市中牟県北東)で行われた戦いである。
河北を制した袁紹(えんしょう)と、河南を平定しつつあった曹操(そうそう)が中原の覇権を競った大戦だった。
正史『三国志』によれば、両軍の兵力差は10対1でした。曹操は4万人、袁紹は10万人と、圧倒的に袁紹が有利な情勢でした。しかし袁紹の陣営は人材が多いもののまとまりを欠いており、袁紹自身の優柔不断さと、戦略眼の乏しさが不安材料となっていた。
曹操は10倍もの兵力差を覆して勝利し、この戦いは、赤壁の戦い・夷陵の戦いと共に『三国志』の時代の流れを決定付ける重要な戦いと見做されている。
KABEのテクニックに、まるでお経のような独特のラップで応戦する孔明。観衆を驚かせる。一方のKABEは、高校時代からの友人たちの声援を受け、失われかけていた自信を取り戻す。彼は再びステージに立ち、心を込めてラップを繰り広げる。
そのバイブスで、孔明の背後には何人もの文官がいるように見え…。
オーディエンスの判定はドロー。白熱する勝負は延長戦に突入する。
ラップバトルは、魂のバイブスで観客の心をつかんで歓声がおおいほうが勝ちというルールだ!
「兵法のバイブスで、人が多く見える、必罰と心証」
「バイブス」とは、特に音楽、ヒップホップやレゲエミュージックなどで、気持ちや感じていることを表現する際に使われ「いいバイブス(ノリのいい音楽)」
気分や雰囲気を指す言葉。
孔明は、気分がいい! 感動!ポジティブだ!
ただ、セリフの解読に時間がかかる。
人が多く見えるとは、敵に自軍の兵力を多く見せることで、敵を威圧し、戦闘を回避するための戦術だ。
必罰とは、罰を与えることで、他の者に同じ過ちを犯させないようにするための戦術だ。
心証とは、敵に自軍の優位性を印象づけることで、敵の士気を下げ、戦闘を有利に進めるための戦術だったりする。
罰にあたるかどうかは別として、KABEには、復活してもらいたいという気持ち、セリフなのか?
結局、延長戦となる。
「知っているか? 馬超と張飛の一騎討ちのようだ!」
と、また、オーナーがしゃべる。さっきは、官渡の戦いで、形勢について、今回は、一騎打ちが長引いていることを示唆している。
馬超と張飛の一騎討ち
■ 馬超と張飛の一騎討ち
馬超と張飛の一騎討ち
三国志の時代。天高く舞うは、義と名誉のための戦い。英雄たちの血と汗が交じり合う舞台、それは馬超と張飛の一騎討ちであった。
前日、馬超の義兄弟、馬岱は張飛の手によって退けられた。その屈辱を胸に秘めた馬超は、張飛との対決に臨んだ。鬨の声が鳴り響く中、張飛は自らの名を轟かせた。「燕人張飛を知っておるか!」と。しかし馬超は、その声にも動じず、「我が家は代々の名家、お主のような下郎などしるか!」と冷ややかに返した。
そうして、歴史に残る戦いが始まった。二人の勇士は、まるで猛獣のように戦場を駆け巡り、激しい打ち合いを繰り広げた。剣閃と槍影が交差し、何百合もの攻防が繰り返された。しかし、どちらも一歩も譲らない。勝者など存在しないかのような、まったくの互角の戦いであった。
やがて、馬が疲れ、戦士たちは一時陣地に戻った。水を飲み、馬を交代し、再び戦いに挑む。彼らの顔には疲れの色など微塵も見えず、ただ勝利のみを目指し戦い続ける。
しかし、時は経ち、夕日が地平線に沈む頃、ついに使者が両者の間を行き交い、戦いを中断させる銅鑼が打ち鳴らされた。しかし、夜になってもその熱は冷めず、馬超の挑発に応えた張飛が飛び出し、かがり火を焚かせてナイター戦へともつれ込む。
戦いは続き、馬超は逃げるふりをして振り向きざまに矢を放った。だが、張飛は見事にそれを避けた。その時、両雄の命を惜しんだ劉備が止めに入り、ようやく長い一騎討ちが終わった。
この戦いは、ただの戦いではなかった。それは、義と名誉、そして強者たちの誇りが交わった、永遠に語り継がれる伝説となったのである。
双方、水分補給の間、KABEは、走馬灯のように、絶命的な状況の中で学生時代を思い出す。そうだ、結局、ラップで気づきと絆が芽生えたのだった。
ファンからの声援「おかえりKABE!」「おかえりKABE!」「おかえりKABE!」
とうとう、KABEが復活したのだ!
緊張感漂うバトルの末、孔明は敗北を認める。しかし、その敗北が二人の間に新たな絆を生む。KABEは英子と共に、音楽を通じて世界に平和をもたらすという壮大な夢に賛同し、孔明の仲間となるのだった。この不思議な出会いは、彼らの運命を永遠に変えることになる。
調虎離山
■ 調虎離山
調虎離山
さて、調虎離山の復習だ。
KABEの日常は、知らぬ間に影で操られていた。密かに彼の自宅を突き止め、生活パターンを調べ上げた者がいた。それは、彼の洗濯機に小さな仕掛けを施し、使い物にならなくしてしまった。その結果、KABEはやむを得ずコインランドリーへ足を運ぶ。まるで運命に導かれたかのように、そこで彼は待ち構えていた人物と出会う。
一方、KABEのバイト先の店長との知り合いから、彼の地元の情報を聞き出し、地元の親友を探り当てる。彼らはKABEの心に残る思い出の曲を調べ上げた。さらに、赤兎馬カンフーの協力を得て、KABEのアパートに押しかけ、MCバトルを仕掛ける。これにより、KABEは腹痛に悩まされることとなる。
孔明は、KABEが逃げ込むトイレを先回りして使えなくし、彼をBBラウンジへと誘導させた。トイレから戻ってきたKABEに、バーテンダーに変装した密偵が腹痛に効くという粉薬を混ぜた飲み物を差し出す。しかし、真の原因は過度のストレスに他ならなかった。
この一連の出来事を通じて、KABEはストレスから解放され、自由にラップを楽しむことができるようになる。そしてやがて、彼には薬など不要となる日が訪れるのだった。
さて、結果は、孔明の負け。
孔明が負けたので、KABEの願いを叶えるというが、KABEは、「すでに叶えてもらった。」ラップで復活できたのだ。
そこで、孔明は言う「我々と音楽とともに天下泰平を実現させましょう。」
第四話は、ここでおしまい。次回は、10万いいね作戦です。
鳳雛(ほうすう)
■ 鳳雛(ほうすう)
鳳雛(ほうすう)
オーナーが叫ぶ、「一騎当千の将を得るということは、KABEはやっぱり、趙雲か?
いや、伏竜 鳳雛(ふくりょう ほうすう)と並び立つということで、龐 統(ほう とう)だ。
「伏龍(ふくりゅう)臥龍(がりょう)」と呼ばれた諸葛亮に対して、龐 統(ほう とう)は、「鳳雛(ほうすう)」と称せられていた。
「臥龍」という名前は、孔明が隠居していた時期、彼の才能がまだ世に知られていなかったことから来ています。まるで龍が眠っているように、その真の力を隠していたとされています。劉備が彼を訪ねた際、「臥龍」と呼ばれていた山荘から孔明を迎え入れたことから、この名前が広まりました。
「子龍」(しりゅう)は、中国の三国時代の蜀漢の名将である趙雲(ちょううん)です。趙雲は、その武勇と忠誠心、そして優れた武将としての才能で知られており、劉備に仕えました。
趙雲の「子龍」は字ですが、諸葛亮の「臥龍」と同様に、彼の潜在的な才能や力を表すものとなりました。趙雲が初めて劉備に仕えたとき、彼の真の能力はまだ完全には認識されていませんでした。彼が持つ巨大な潜在力は、まるで龍が地中に潜んでいるようなものとされ、「龍」と呼ばれるようになりました。
趙雲は「長坂の戦い」での活躍が特に有名です。この戦いで、彼は劉備の幼い息子である劉禅(りゅうぜん)を救出し、敵軍の包囲を突破するという英雄的な行動を行いました。この逸話は、彼の勇敢さと忠誠心の高さを象徴するものとして、後世に語り継がれています。
三国志の物語では、趙雲はその忠誠心と勇猛さ、そして公正で誠実な性格で描かれ、多くの人々に愛されるキャラクターとなっています。また、彼の逸話は「三国志演義」などの小説や様々なメディア作品で取り上げられています。
「鳳雛」(ほうすう)は、中国の三国時代の蜀漢の名臣であり軍師の龐統(ほうとう)の別称です。龐統は、非常に高い知恵と戦略的な洞察力を持つ人物として知られています。
龐統の「鳳雛」という称号は、彼の才能の高さと潜在的な可能性を表しています。鳳凰は中国の神話において最も尊い鳥とされており、「雛」はその幼鳥を意味します。つまり、龐統は将来的には偉大な力を持つ存在に成長することが予期される、非凡な才能の持ち主であるとされたのです。
彼は劉備と共に活躍し、蜀漢の基盤固めに大きく貢献しました。特に「赤壁の戦い」においては、諸葛亮とともに孫権の味方として参戦し、曹操の大軍を撃退する戦略を立案したとされています。しかし、その後の「落鳳坡の戦い」で若くして戦死したため、彼の真の潜在力が完全に発揮されることはありませんでした。
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