タイムスリップした場合のメリット
■ タイムスリップした場合のメリット
タイムスリップした場合のメリット
過去の時代にタイムスリップしてしまうお話は小説や漫画でいろいろ創作されていますし、映画化されている作品もあります。それだけ魅力的な要素が詰まっているということでしょう。
歴史がどう動くのか知っているというのは、かなり大きなアドバンテージです。
例えば2008年のリーマンショックの時期にタイムスリップしてドルを売って円を大量に買えば、急激な円高によって大金持ちになれます。ビットコインなどの仮想通貨でも同じことがいえますね。株や競馬、ロト6などでも大勝間違いなしです。
あっと言う間に100兆円ぐらいの資産を形成できるでしょう。お金は湯水のように使いたい放題です。
三国志のいつの時期にタイムスリップするのか
■ 三国志のいつの時期にタイムスリップするのか
三国志のいつの時期にタイムスリップするのか
もしも三国志の時代にタイムスリップできるとしたら、いつの時期を選びますか?
① 黄巾の乱が発生した時期
② 董卓が洛陽を占拠する時期
③ 袁術が皇帝を自称した時期
④ 官渡の戦いの時期
⑤ 赤壁の戦いの時期
⑥ 関羽の魏領侵攻の時期
⑦ 夷陵の戦いの時期
⑧ 第1次北伐の時期
以上の8つの時期にタイムスリップした場合について考察していきましょう。
黄巾の乱、董卓の洛陽占拠の時期
■ 黄巾の乱、董卓の洛陽占拠の時期
黄巾の乱、董卓の洛陽占拠の時期
黄巾の乱の時期にタイムスリップした場合、戦乱に巻き込まれて即死する可能性が大です。
劉備(玄徳)の配下になろうが、曹操の配下になろうが、孫堅の配下になろうが熾烈な戦闘が待っています。何が起きるのかといったアドバイスを君主にするよりも、戦場での働きの方が重要です。三国志の知識だけでは到底生き残ることができません。
董卓が洛陽を占拠した時期にタイムスリップした場合、「董卓よりも先に少帝を確保する」という働きをすることが可能です。袁紹の家臣としては大手柄になります。しかし、少帝を保護した瞬間に精悍な董卓軍に襲撃されて殺されてしまう危険性もあります。さらに少帝を保護したところで袁紹がどう動くのか見当がつきません。手柄をあげて将や軍師に抜擢されても、その後の洛陽での董卓軍との戦いは未知の世界のため、貢献するのは難しいでしょう。
袁術が皇帝を自称、官渡の戦いの時期
■ 袁術が皇帝を自称、官渡の戦いの時期
袁術が皇帝を自称、官渡の戦いの時期
袁術が皇帝を自称した時期に袁術の家臣となったらどうでしょうか。
皇帝に即位することに反対したら首を斬られる恐れがあります。味方勢力である孫策や楊奉の裏切りに気をつけるように忠告しても、状況はあまり改善されそうもありません。どんな助言をしたところで袁術は滅亡し、その戦乱に巻き込まれそうです。
袁紹と曹操が激突した官渡の戦いの時期にタイムスリップした場合はどうでしょうか。
曹操側だとやはり「兵糧基地が烏巣にあること」をアドバイスすることで大手柄をあげられそうですね。ここで参謀のひとりに昇格されれば、その後の赤壁の戦いや潼関の戦い、漢中の戦いと様々貢献できそうです。名軍師として曹操に重宝されること間違いなしです。
袁紹側であれば、逆に「烏巣防衛」を進言することになりますが、袁紹の側近たちに意見を握りつぶされるか、手柄を横取りされそうです。しかも袁紹が勝った場合、その後の歴史の流れが大きく変わってしまい、まったく助言できなくなります。
赤壁の戦い、関羽の魏領侵攻の時期
■ 赤壁の戦い、関羽の魏領侵攻の時期
赤壁の戦い、関羽の魏領侵攻の時期
赤壁の戦いで「黄蓋の偽りの降伏を見抜く」だけでも大手柄です。さらに「東南からの風も予言」すれば曹操から絶大な信頼を得ることができます。これによって曹操は赤壁の戦いに勝利する可能性が高まります。残った勢力は涼州の馬超と益州の劉璋ですから、曹操の天下統一は揺るがないでしょう。もしかすると曹操が献帝の禅譲を受けて皇帝に即位するかもしれません。そうなれば絶大な貢献をしたことから呉王などに封じられることになります。
関羽の魏領侵攻の際に、関羽の家臣として助言できたら歴史が大きく変わることでしょう。
「孫権が裏切り、背後から襲ってくること」を伝えるのです。いち早く対応できていたら、関羽が敗れて処刑される事態をさけることができます。
そして樊城や襄陽を落とし、許都を突き、曹操を倒すことができるかもしれません。漢中からは張飛や馬超、黄忠や趙雲も長安を攻め、最終的には五虎大将軍が揃って冀州の鄴を落とすという蜀ファンにはたまらない展開が待っています。
あなたの働きによって劉備(玄徳)は曹操を滅ぼし、後漢王朝は復興するわけです。
夷陵の戦い、第1次北伐の時期
■ 夷陵の戦い、第1次北伐の時期
夷陵の戦い、第1次北伐の時期
夷陵の戦いでは劉備(玄徳)の家臣として、「陸遜の火計を見抜きます」。ただ、それを見抜いたとしても陸遜は臨機応変な対応をしてくるでしょうから、勝てるとは限りません。
かといって関羽の仇を討つことだけを考えている劉備(玄徳)を止めることはできないでしょう。夷陵よりも先に侵攻できたとしても、やはり最終的には敗北を喫しそうです。そうなると敵の追撃に遭って命を落とすことになります。
蜀にとって最大のチャンスが第1次北伐でした。ここで「街亭での馬謖の布陣に釘をさすこと」ができたら、諸葛亮は長安まで侵攻できた可能性があります。ただし山頂に布陣しなくても馬謖は張郃に撃破されるかもしれませんので、そうなるとやはり撤退です。
ポイントとしては、「内応していた上庸の孟達に司馬懿の襲撃に対して備えさせること」、「魏延の進言を受け入れて子午谷道から長安を突くことに賛成すること」があげられますが、どちらもそうしたところで勝てるかは定かではありません。
上庸で待ち伏せをして司馬懿を討つことに集中すれば、その後の北伐の展開も大きく変わってくることでしょう。
まとめ・曹操と関羽に仕えるのがいいのではないでしょうか
■ まとめ・曹操と関羽に仕えるのがいいのではないでしょうか
まとめ・曹操と関羽に仕えるのがいいのではないでしょうか
三国志の知識があっても、戦場で戦う力があるわけではありませんし、内政で貢献できるわけでもありません。手柄をあげるためにはピンポイントで、効果的なアドバイスができるかどうかにかかっています。さらにそのアドバイスを君主が聞いてくれるのかどうかも大切なポイントですね。
根本的に中国語をしっかりと取得しておくことが肝心です。そして時期を計ってからタイムスリップしなければ荒野に躯をさらすことになります。命がけのタイムスリップになりそうです。
そう考えると、やはり10年前くらいのタイムスリップが無難なのではないでしょうか。