冷酷で怖いイメージの曹丕が甘党のスイーツ男子という驚愕の事実

冷酷で怖いイメージの曹丕が甘党のスイーツ男子という驚愕の事実

皆さんは曹丕子文を知っているでしょうか?皆さんも良く知る曹操孟徳が32歳の時に出来た息子であり、父よりも冷酷で怖いというイメージがつきまとう武将です。そんな曹丕子文ですがどうやら甘党でスイーツ男子という噂があるようです。そこで今回はその事実について調べてみました。


甘いものが大好きなスイーツ男子という意外な一面

甘いものが大好きなスイーツ男子という意外な一面

甘いものが大好きなスイーツ男子という意外な一面

スイーツ男子とは言ってもこの時代にはケーキなどはありませんので果物がスイーツと呼ばれるものの代表的な存在でした。デザートは基本的に口直しのためのものと考えられておりましたので、それのみを特に好んでいる甘党男子は珍しい存在でした。このあたりは今も昔も変わりませんね。

当然、身分によっては果物も手に届かないといった人もいる中で、曹操孟徳の息子であるが故に王子様というかおぼっちゃま育ちであった曹丕子文は幼少の頃から果物に囲まれた生活を送っていました。甘やかされて育ったから甘いものを好きになったのでしょうか。関係はないと思いますがね。

そして皇帝に即位した後は、自らスイーツを評価する変なポエムを書いて家臣などに見せるなどしました。こうしたエピソードを聞くと冷酷なイメージなんて吹き飛んでしまうほど可愛いと思うのは私だけでしょうか。曹丕子文は三国志随一のスイーツ男子なのです。

代表的なフルーツは桃だった

代表的なフルーツは桃だった

代表的なフルーツは桃だった

桃園の誓いという創作話にも出てきますが、三国時代に最も好まれていたのは桃でした。この当時、口直しや毒消しとして多くの人々に親しまれていたのが桃だったのです。当然ながら曹丕子文も桃は口にはしていましたが、皇帝ですので庶民には手の届かないフルーツなども口にしていました。

後述ではそんなポピュラーである桃ではなく、曹丕子文という立場のある人間だからこそ口に出来た魅惑のフルーツに関して紹介して行こうと思いますので後述もお楽しみください。

大好物の甘いものは梨だったという事実

大好物の甘いものは梨だったという事実

大好物の甘いものは梨だったという事実

曹丕子文の大好物は意外にも梨でした。水分が多く、瑞々しい梨の甘さにメロメロになっていたのです。現代ではキウイでもバナナでもありますが、この当時はそんなものはありませんので曹丕子文が梨に夢中になったとしても不思議なんてないと言えるでしょう。

しかも当時の中国には重さが6キロを超える巨大な梨もあったのだと言われています。まだ当時は自然も豊かなので多くの栄養をとって果実も成長しているので、現代よりも美味しい果実があったのではないかと想像してしまいます。中国原産の梨は今でも売られているので梨は中国人にとってもポピュラーなフルーツなのかもしれません。

ちなみに梨というのは主に東洋ナシと西洋ナシと分かれるそうで、中国の梨の場合は東洋ナシに分類されることが多いそうです。日本人が良く知るナシは東洋ナシでも西洋ナシでもなく和ナシと呼ばれる日本特有のナシでその甘さから現代ではブランド力もあり、海外でも栽培されるようになっています。

おそらく、曹丕子文が食べていた梨は東洋ナシにあたりますが、もし曹丕子文が現代にタイムスリップなどしようものなら和ナシを献上すればたんまりと褒美がもらえるかもしれませんね。昔の梨か今の梨、どっちのほうが美味しいのかは実際には分かりませんが現代のフルーツの美味しさも曹丕子文には味わってもらえたらなんて思いませんか。

当時のミカンはすっぱすぎて食べられなかった

当時のミカンはすっぱすぎて食べられなかった

当時のミカンはすっぱすぎて食べられなかった

今でこそミカンは甘くて美味しいフルーツですが、曹丕子文はミカンについては大嫌いでした。実父の曹操孟徳はこのミカンを好いていたそうですが、やはり甘党の曹丕子文にとっては酸っぱいフルーツなんて耐え難いものだったのでしょう。

ただ、曹丕子文もほとんどが酸っぱいがたまには甘いものもあると言っているので少しは甘いミカンも存在していたのではないかと思います。今でこそ品質改良がきちんとされているので、愛媛や熊本、静岡の三ケ日などで生産されるミカンは本当に美味しいですよね。

それこそ曹丕子文が現代にいたら、あまりのミカンの甘さに驚いて腰を抜かしてしまうかもしれませんね。そうすればきっと曹丕子文のミカン嫌いもなおることでしょう。

この世で最も美味しいフルーツはブドウである。

この世で最も美味しいフルーツはブドウである。

この世で最も美味しいフルーツはブドウである。

フルーツ王子こと曹丕子文がなによりも好んだフルーツはブドウでした。ミカンや梨、桃などと比べればブドウは栽培に物凄く手間がかかるのは言うまでもありません。ですので当然かなり高価で庶民が当時口にするようなことは皆無でした。

それでもお坊ちゃまですから曹丕子文はブドウを手に入れることができました。そのブドウを口にしてからというもの、この世でこれほど美味いものはないと絶賛して周囲に聞かせました。曹丕子文曰くブドウは酸っぱすぎず甘すぎず丁度良い甘さだと言いました。曹丕子文にとってブドウこそが口に合う一番のものだったのです。

また、当時お酒を飲む機会もあり、お酒との相性は抜群でブドウがあると気持ちよく酔えたり、ブドウを二日酔いの後に食べると目覚めもよくスッキリするということに曹丕子文は気づきました。プライドが高い曹丕子文にとってはブドウは高価で何よりも愛する高貴なフルーツであったのかもしれませんね。

まとめ

まとめ

まとめ

スイーツ男子というのは現代でこそ広まったもので、男性が甘いものを好むということは特別なことだと信じられてきました。三国志の時代にそのあたりがどうだったのかはわかりませんが、どちらかというと甘いものよりも酒のつまみになるようなしょっぱいもののほうが当時も男性には好まれていたのではないかと思います。

その上で多くのフルーツを愛し、甘党である自分を満たしてくれる究極のフルーツがブドウであるということに気づいた曹丕子文はスイーツ男子として幸福な時間を過ごせたのではないでしょうか?私もケーキなどの甘いものが好きなので曹丕子文の気持ちはよくわかります。

また、甘いものってどうしてもイライラを抑えてくれるような癒しの効果もあるので、冷酷と呼ばれる曹丕子文はいつもイライラしてるようなイメージもあるので甘いものを食べているときは気持ちが安らいでいたのかもしれませんね。

実の父である曹操孟徳との関係がそこまで良好では無かったと言われる曹丕子文ですが、実をいうと曹操孟徳もブドウを好き好んで食べていたという事実が残されていたといいます。そのあたりはさすが親子だと言えます。味覚は意外と遺伝で似てしまうものだと言えるでしょう。最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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