①諸葛(孔明)について
■ ①諸葛(孔明)について
①諸葛(孔明)について
諸葛(孔明)と言ったら三国志好きでない人でも名前を聞いたことくらいはあり、知らなければちょっと恥ずかしいといった部類の歴史上の人物です。彼については恐らく誰もが三国志史上最も優れた賢人ベスト3に挙げることでしょう。
しかし、彼が凄くても、彼のことを好きかどうかという点においては必ずしもイエスとは言えません。戦略家として優れ、劉備(玄徳)率いる蜀を曹操(猛徳)率いる魏に対抗しうる大国にしたのは諸葛(孔明)の功績と言っていいくらいです。
ですが、彼はかなり細かい男でした。何でも自分でやらなければ気が済まない性格で常に部下の監視をしていたとされています。
一説によると彼の死は「過労死だったのではないか」と言われているほどです。考えてもみてください。ごく優秀で何でもできる上司がいちいち自分の仕事に口出しして来たら「お前がやれよ」と思ってしまいませんか。そして仮にその上司がやたらと簡単に仕事をこなしてしまう。こうなったら自分の存在意義なんて無くなってしまいますよね。
優秀で細かすぎる。これはまさに鼻につく極みです。そういった面から諸葛(孔明)のことを敬遠する人は少なくありません。三国志通になればなるほど諸葛(孔明)の人気が減っていくのが三国志あるあるだと思います。
②結構なマイナー武将を推したくなる
■ ②結構なマイナー武将を推したくなる
②結構なマイナー武将を推したくなる
三国志好きに限らず漫画にせよ、ドラマにせよ通になればなるほど主人公や超主要キャラを推さなくなる人って多いですよね。例えばワンピースを例に出すと、最初はルフィやチョッパーが一番!という人は多いのですが、通になると「俺はエースが好き」とか「私はトラファルガー・ロー」が好きという傾向が出てきます。
三国志も登場人物がものすごく多く、最初は知っている劉備(玄徳)が好き、とかやっぱり関羽(雲長)でしょ!という感じになりますが、三国志にのめり込むにあたって呂蒙(子明)が一番、夏侯惇(元譲)じゃない?という感じになります。
ここまではまだかなりメジャーでいいのですが、さらに知れば知るほどマイナーな武将推しになっていくのが三国志通あるあるです。ちなみに私は李厳(正方)が好きなのですが、これを言うと「なんで?」とツッコまれることがあります。それでも「自分しか推さない武将」を好きになるのも三国志通あるあるではないかと思います。
③通になるほど呉好きが増える
■ ③通になるほど呉好きが増える
③通になるほど呉好きが増える
統計を取ったわけではありませんが、三国志通あるあるで結構頷かれそうなのが、通になればなるほど「魏・呉・蜀の中でどれが一番好きか?」という問いに対して「呉」と応える率が高いことです。日本では蜀が正義、魏が悪という見方がどことなく強い気がします。
そのため蜀のことを好きな人は結構います。そして悪役が好きという人も少なくない為意外と魏の人気も高いです。
しかしながらどちらにもならない呉はあまり人気がないような感じがします。ところが三国志をかじってる、もしくは三国志に詳しいという人は結構呉を推してきます。
「孫策(伯符)は小覇王と言われていて、長生きしていたら三国志史上最も優れた人物だった」とか「三国志一の美男子と呼び声の高い周瑜(公瑾)は諸葛(孔明)にも勝るとも劣らない天才だ」と豪語する訳です。
もし周りに三国志好きがいたら三国の中でどれが一番好き?という質問をしてみてください。割合で言うと全く知らない人に比べ呉推しの確率が多いと思いますよ。
④勝手に選抜メンバーを作る
■ ④勝手に選抜メンバーを作る
④勝手に選抜メンバーを作る
三国志好きがついついやってしまう架空妄想があります。
それは勝手に自分なりの選抜メンバーを作ってしまうことです。10人なら10人、5人なら5人のメンバーを作り「このメンバーが最強と妄想してしまうのです。
例えば諸葛(孔明)、呂布(奉先)、趙雲(子龍)、典韋、関羽(雲長)が最強メンバーだ。というように。
さらにその妄想が末期になってくると選抜メンバーではなくただ単に自分が好きな武将というようになってきます。
程普(徳謀)、陸遜(伯言)、馬岱、王双(子全)、羊祜(叔子)と言ったまるで器用が売りの2番バッターと意外性抜群の7番バッターのみ集めたようなかなりマニアックな人選をしてしまうのです。
この妄想遊びは三国志好きの誰もが通る道だと言えるでしょう。
⑤NO.2軍師は誰か
■ ⑤NO.2軍師は誰か
⑤NO.2軍師は誰か
多くの人が諸葛(孔明)を三国志の中で最も優れた軍師と挙げます。ここまではいいのですが、じゃあNO.2は?ということになります。これに関しては三国志をどのように学んだか、誰から教わったか、どのような本を読んだか、もしくは好き嫌い、向き不向きによって大幅に変わってきます。
恐らくレッドクリフを見て三国志好きになったという人は周瑜(公瑾)の評価は高く、NO.2に挙げる人は多いと思います。また、補佐役が好きという人は荀彧(文若)がNO.2でしょというのではないでしょうか。しかし、これに限って答えは全くなく、いやいや、龐統(士元)が、魯粛(子敬)だって…名だたる軍師が出てくることだと思います。
この議論をしてしまうのも三国志あるあるの一つだと思います。
ちなみに私はというと司馬懿(仲達)を推します。彼は諸葛(孔明)に及ばなかった者としてよく引き合いに出されますが、結局長生きをし、魏を最強に導き、さらには最終的に孫の司馬炎(安世)が晋を建国し三国を統一したということも評価できるからです。
とは言えこの議論に決着はつきません。
⑥武力NO.2は誰か
■ ⑥武力NO.2は誰か
⑥武力NO.2は誰か
武力についても同じことが言えます。人中の呂布、馬中の赤兎(人は呂布(奉先)が、馬は赤兎馬が最強という意味)というだけあってやはり一番強いのは呂布という見方でいいでしょう。では誰がNO.2なの?と言われたらこれについても議論が絶えません。挙げた武功という意味では関羽(雲長)や趙雲(子龍)だと思います。しかし、その関羽(雲長)が弟分の張飛(翼徳)は俺より強いと言っていたり、赤壁の戦いの後、魏になだれ込もうとした呉軍をせき止めた張遼(文遠)のスケールも大きかったりと、なかなかのNO.2を決めるのは至難な業です。
この議論についても出口がなく三国志好きを悩ませるあるあると言えるでしょう。
ちなみに私は小覇王の異名を持ち、若くから注目を浴びていた孫策(伯符)を推したいと思います!
まとめ
■ まとめ
まとめ
三国志を少しかじったら起こりうるであろうあるある情報をまとめてみました。三国志をこれから学んでいきたいという人はこういう捉え方もあるのかと思っていただけたら幸いです。三国志の楽しみ方は人それぞれなので自分に合ったアプローチの仕方で知識を深めてください。