三国志 小説 おすすめ 読んでみたくなる?本、書物

三国志 小説 おすすめ 読んでみたくなる?本、書物

私は以前三国志を知る上でいろいろな本を読んでいました。しかし有意義な本もあれば「これはいったい何が言いたいんだろう」というものまであり、特に「これから三国志について勉強したい」という人がそういった書物、本から読んでしまったら迷走すること間違いなしだと思います。そうならないために 三国志 小説 おすすめ を紹介します!


1.三国志(吉川英治)小説 おすすめ

1.三国志(吉川英治)小説 おすすめ

1.三国志(吉川英治)小説 おすすめ

日本の三国志ファンの多くはこの小説に目を通していることでしょう。まさに日本人にとって三国志の親と言っても過言ではない存在の吉川英治氏の小説です。
ボリュームも相当なものでとても人気作品です。
実は新聞連載小説として4年間掲載されていたというのだから驚きです。中国の三国志演義を基にしていますが、アレンジもかなり加えられているのが特徴です。劉備(玄徳)や諸葛亮(孔明)のいる蜀に重きを置いているあまり、三国志の結末部分ではいささか物足りないものとなっています。小説は見る者を魅了し素晴らしいのですが、やはり諸葛亮(孔明)押しという感が否めず蜀以外が好きな人には「え?」と思ってしまうかもしれません。そしてかなり細かい描写まであるので三国志の何の知識もない人が読んだとしても頭に入らないと思います。ある程度ざっとしたストーリーを知ってから読むといいと思いますよ!
三国志 小説 おすすめ です。

2.歴史群像シリーズ28~群雄三国志~ 三国志 小説 おすすめ

2.歴史群像シリーズ28~群雄三国志~ 三国志 小説 おすすめ

2.歴史群像シリーズ28~群雄三国志~ 三国志 小説 おすすめ

学研が出している歴史群像シリーズの三国志版です。かなり細かい部分まで書かれていて、初心者にとっても上級者にとっても納得のいく作品です。この本のいいところは三国志の大まかな流れが分かる上に、三国志ではどんな人物がいてどういう活躍をしたか、どういう人格だったかと言うことが事細かに描写されています。しかも主力どころのエピソードについては相当長く書かれていて、圧巻のボリュームです。地図もちりばめられていて、一つの戦争がどういう流れで行われていたかというのがビジュアルでも見て取ることができます。武器や城についての説明もなされていて興味のあるところから読んでいけば自然と三国志の知識がついていくことでしょう。もし「三国志関連の書物を一冊推薦しろ」と言われたら迷わずこの本を紹介したい。それくらい出来のいい本です!

3.別冊宝島~三国志合戦読本~ 三国志 小説 おすすめ

3.別冊宝島~三国志合戦読本~ 三国志 小説 おすすめ

3.別冊宝島~三国志合戦読本~ 三国志 小説 おすすめ

上記に挙げた群雄三国志が全て網羅しているというのであればこの三国志合戦読本は戦にフォーカスが当てられています。年号ごとに三国志の勢力図が表されているのでどの時代にどの国が強かったのかというのが大雑把ではありますが分かることができます。合戦データでは誰と誰が一騎打ちをしたのか、何人対何人の戦争だったのかというのが一目でわかることができ、長い文章を読まなくてもここだけ見ればなんとなく戦の流れ、強い武将というのが分かり楽しいです。また人物の面白エピソードなどもまとめているので初心者にとってとても読みやすい書物であると言えるでしょう!
他の書物と比べて諸葛亮(孔明)の死後がシンプルかつ詳しくまとめているので「結局三国志って最後どうなったの?」と疑問を持っている人にとって超お勧めできる本です。

4.三国志武将画伝 三国 志小説 おすすめ

4.三国志武将画伝 三国 志小説 おすすめ

4.三国志武将画伝 三国 志小説 おすすめ

この本は三国志の流れや戦を度外視して、人物に特化した本です。インパクトのある絵が脳裏に刻み込まれ、三国志の人物を知る上ではとてもいい本だと思います。人物像を捉えることができ、「誰と誰が戦ってどっちが勝ったのか」というのが分かるだけでなく、その年その年にどのような動きをしたのかということが分かります。また、巻末には年表や故事成語、当時の戦争の作戦などが記載されていて、どれだけ読んでも飽きること知らずです。帝の家系図などもあるので「ここで枝分かれして勢力争いが勃発したのか」とより一層三国志への理解が深まる可能性が大です。人物を追っていくうえで欠かせない本だと言えるでしょう!

5.目からウロコの三国志

5.目からウロコの三国志

5.目からウロコの三国志

桐野作人氏がPHPより出版した本です。この本のいいところは事実と考察がいい具合に混ざり合っているところです。歴史の授業でも淡々と史実を言われても頭に入りませんよね。しかしこの本は史実を踏まえさらに考察も加えられているためそういう考え方があるのか!と学ばされることでしょう。そして難しい論文というよりは大衆向けである程度三国志の登場人物が分かるくらいになったらさらっと読めてしまう代物です!戦ごとに、この戦はどこ対どこの国が行い、出場した(出場したと言い方はおかしいかもしれませんが)武将が最初に書かれているのでとても分かりやすいです。三国が統一された部分にも触れられていてとても読みごたえがあります!

6.三国志面白意外史

6.三国志面白意外史

6.三国志面白意外史

この本は加来耕三氏著、二見文庫が出版した本で、いわば三国志の裏話という感じの書物です。副題に諸葛孔明99の謎とあるところから分かるように諸葛亮(孔明)と蜀がメインになっている話です。偏ってはいますが、裏の裏を知ることができる本なので読みごたえは十分です。さらにところどころ箇条書きを使ったり図解を使ったりしているので印象にも残りやすいです。こういう裏話を知ってから本編に入るというのもありかもしれません。三国志の深部まで知っていないと書けないようなことばかりですが、表現するのは柔和な感じというのが何ともよくできた憎い作品と言えることでしょう。この本は文庫本なのにライトなゴシップ誌のような感じで読めます。そのため特に週刊誌等が好きな女性に特におすすめしたい作品です!

三国志 小説 おすすめ まとめ

三国志 小説 おすすめ まとめ

三国志 小説 おすすめ まとめ

いかがだったでしょうか。この他にもたくさん紹介したい三国志関連の本はございますが、私のお気に入りを数点紹介させていただきました。(本棚に置いてあるポジションが良かった本ともいえますが)そして三国志を知る上で流れを抑えたほうがいいのか人物を抑えたほうがいいのかということを聞かれることがありますが、私はどちらでもいいと思っています。ただし学校の授業ではないのだから、自分の知りたいところをかいつまんでそこから派生させるのがベストだと思っています。例えば三国志は黄巾賊の乱から本格的に始まりますが、底から入らず諸葛亮(孔明)対司馬懿(仲達)のバトルから学んでもいいわけです。そして好きな武将を作ることが三国志を学ぶ上で重要なポイントなっていくと思います。日本の戦国時代でも「武田信玄が好き」、とか「毛利元就の渋さはやっぱりいいよね」と言った感じで三国志でもファンをつくり、その家臣には誰がいてどういう戦いが起きたのか。と追っていくと自然と知識を身に着けていけることでしょう!自分独自の「一冊!」をバイブルとして楽しんで三国志を学んでみてください!





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