パズル&ドラゴンズ
■ パズル&ドラゴンズ
パズル&ドラゴンズ
パズル&ドラゴンズ(以下、パズドラ)は、ガンホー・オンライン・エンターテイメント社が2012年から配信しています。
このころは、立ち上げてすぐに終えられるゲームが主流でした。課金するだけでキャラクターを楽に集められる時代です。
しかし、パズドラはコレクション要素だけでなく、パズルで敵を倒す戦略性を兼ね備えていました。片手で遊べる手軽さもあって、社会全体に大きな衝撃を与えます。
基本操作は、同じ色のブロックを3つ以上つなげるだけ。モンスターが持つ技(スキル)も合わせて使うことで、敵を倒していきます。
モンスターは、おみくじ型の「ガチャ」で手に入れます。
「三国の神」シリーズ
■ 「三国の神」シリーズ
「三国の神」シリーズ
三国志の武将は、「三国神」と呼ばれるレアモンスターとして登場します。呂布や貂蝉、趙雲、司馬懿など有名な武将が存在しています。曹操や劉備(玄徳)などの君主も入手可能です。
三国神を育てるための素材は、主に限定ダンジョンで集めます。そこでは、軍神・関羽の娘「関銀屏」が敵として立ちはだかることも。
恒例の大型ガチャイベント「ゴッドフェス」では当たる確立が上がるので、三国神が欲しい方はこのイベントがチャンスです。
モンスターストライク
■ モンスターストライク
モンスターストライク
モンスターストライク(以下、モンスト)は、2013年のリリース以来今も人気を誇るアプリです。ミクシィ社内にある開発スタジオ「XFLAG」が手掛けています。
パズドラと大きく異なる点は、「モンスターを引っ張って敵を当てること」にあります。ゴムパチンコとほぼ同じ原理です。
YouTubeではWebアニメ版が全世界で配信されています。家庭用ゲーム機やアーケードゲームに進出したこともありました。
プレー動画を投稿できるSNS「Lobi」と連携しているため、本アプリから撮影と投稿が可能です。
3度にわたる三国志ガチャ
■ 3度にわたる三国志ガチャ
3度にわたる三国志ガチャ
モンストでは、3度にわたって三国志のイベントが行われました。
1度目は2015年1月の「桃園の誓い」。劉備(玄徳)や関羽、張飛の桃園3兄弟が登場しました。蜀の馬超と黄忠も使用可能です。
三国志では上記の武将全員が男性ですが、モンストでは張飛と馬超が女性です。
2度目は曹操や二喬(大喬と小喬)らが、3度目は孫尚香や諸葛亮・趙雲が登場しました。
三国志の飛び道具は弓が主流だったため、モンストでも弓を引くような楽しみがあるでしょう。
逆転オセロニア
■ 逆転オセロニア
逆転オセロニア
逆転オセロニア(以下、オセロニア)は、DeNA社が配信するボードゲームです。ファンタジーな世界観をベースに、オセロを使ったバトルが展開されます。また、味方のスキルを活かすことで逆転も狙えます。
沢城みゆき氏や小岩井ことり氏ら人気の声優を起用。友人たちともリアルバトルも楽しめます。いつもとは違うオセロを遊びたい方にオススメのスマホゲームです。
本家のオセロでは、2017年10月31日から11月4日にかけて世界大会が行われました。その際、逆転オセロニアとの共同企画でYouTubeチャンネルを設立しています。
特殊な駒「三国印」
■ 特殊な駒「三国印」
特殊な駒「三国印」
レアガチャイベント「希望の唄」では、孫権や徐庶・呂蒙などの豪傑が登場しました。
また、三国志のキャラクターは「三国印」という特殊なマークを持っています。これは、プレーヤーの頂点を決める月例大会で関わってきます。
月例大会では、デッキの組み方に制限が設けられます。印やレア度によって、使用コストが変化します。
三国印は、2017年5月に行われた「マジカルグリーン杯」でコスト減少の対象となりました。
大会前の高難易度バトル「絶望!諸葛亮」では、勝利報酬として諸葛亮が配布されました。
余談ですが、三国時代の娯楽といえば囲碁でした。ルールは違えど、白黒の駒を操る時点で何らかの共通点を得られるかもしれませんね。
天下無双の豪傑 呂布
■ 天下無双の豪傑 呂布
天下無双の豪傑 呂布
ここからは、ゲスト出演した主な武将をご紹介します。三国志演義での活躍とともに、作品ごとの役割も見てみましょう。
呂布は、「天下無双」と謳われた猛将です。三国志最速の赤兎馬にまたがっていました。しかし、赤兎馬は養父の殺害と引き換えに得たもの。呂布の武勇に目をつけた董卓が、呂布の人生を変えました。
董卓は、民から財産を強奪して豪華な生活を送っていました。呂布は彼の護衛を務めていましたが、美女・貂蝉を巡ったことで董卓との関係が破たんします。
董卓を負かす「陽人の戦い」では、劉備(玄徳)ら桃園3兄弟と戦う場面も。のちに人々が、「人の中で最強の呂布、馬の中で最速の赤兎」という言葉を残したほどの強さでした。
登場したゲームと役割
■ 登場したゲームと役割
登場したゲームと役割
パズドラ
龍にまたがっています。龍のデザインはどこか赤兎を連想させます。
入手方法はレアガチャです。敵に絶大なダメージを与えてくれますが、代償としてプレーヤーの身を一時的に大きく削ります。
モンスト
こちらの呂布は、処刑から逃れた鬼神という印象です。2017年4月28日に行われたクエストは、ほぼ1日限定。一部の攻撃を防ぐため、かなり歯ごたえのあるボスとして登場しました。
中ボスでは、董卓が登場しています。呂布の主なので立場としては董卓が上ですが、それでも中ボスとして存在したのは面白いと感じます。
クリア報酬ではもちろん呂布が手に入ります。
美人姉妹の大喬と小喬
■ 美人姉妹の大喬と小喬
美人姉妹の大喬と小喬
大喬と小喬は、それぞれ呉の名将に嫁いだ人物です。魏の君主・曹操は、彼女らの美しさに目をつけたこともあります。
これといったエピソードはありませんが、2人は才知と作詩に優れています。
二喬は、今回紹介したスマホゲームのすべてに登場。1枚のカードに対し、必ず1組で描かれています。また、大喬が大人であるのに対し、小喬が少女として描かれることが多いです。年齢とイメージカラーがはっきり分かれていることが多いため、割とキャッチーな存在だと思います。
作品ごとの役割
■ 作品ごとの役割
作品ごとの役割
パズドラ
体力回復スキルを有しています。1頭の獣に2人がまたがったデザインです。
モンスト
進化させると、角を生やしたデザインになります。特定の罠を解除するスキルも。
オセロニア
進化後は、演奏する姿と闘士としての姿に分かれます。
二喬は、どのゲームでも総じて攻撃力を補ってくれます。人気のキャラクターなので、比較的入手しやすい時期を待つのもいいでしょう。
蜀の名軍師 諸葛亮
■ 蜀の名軍師 諸葛亮
蜀の名軍師 諸葛亮
諸葛亮は、蜀の運命を切り開いた軍師です。天気予報がなかった三国時代ですが、彼は天気や天体の予測も得意でした。周瑜(小喬の夫)に「10万本の矢を1週間以内にもってこい」と言われた際、わずか3日で果たしたそうです。
諸葛亮の天才ぶりは、作品によって表現が異なります。
たとえば映画「レッドクリフ」では、余裕の笑みを浮かべながらも恐るべき才知を発揮。亀を利用して、風の変化を調べるシーンもあります。
ゲームでは、主に三国時代ならではのファッションで登場します。
作品ごとの役割
■ 作品ごとの役割
作品ごとの役割
パズドラ
攻撃力を上昇しつつ、敵の防御力を激減させるというスキルを持っています。
モンスト
ここでの諸葛亮は、メガネをかけた美女です。進化方法は2種類。敵を貫通させるものと、攻撃した敵の弱点すべてを表示できるタイプがあります。
オセロニア
限定クエスト「絶望!諸葛亮」では、毒ダメージという凶悪なギミック付き。プレー中は徐々に体力を削られます。
味方となった場合、こちらも進化方法が2種類です。毒ダメージの倍率をあげるタイプと、敵の体力を大幅に吸収するタイプの2つに分かれます。
軍神と化した関羽
■ 軍神と化した関羽
軍神と化した関羽
関羽は、呂布と並ぶほどの有名な豪傑です。呂布との決定的な違いは、「義に厚いこと」です。呂布は非常識な振る舞いによって報われない最期を遂げましたが、関羽は敵味方問わず人気者でした。
チャームポイントである長いヒゲは美しく、「美髭公」と称賛されることもあります。矢で負傷した際、名医の荒治療を受けながらも平然と囲碁を打っていました。
悲しい最期を遂げますが、その後も軍神「関帝」として語り継がれています。関帝は日本でも祀られており、横浜中華街などの聖地で拝むことができます。
共通する特徴
■ 共通する特徴
共通する特徴
入手方法がガチャであること。
進化後のバリエーションも幅広くあります。例えば、パズドラでは赤と緑の2種類に分かれています。
デザインも、三国志と同じく威厳が感じられます。「軍神の威風」や「義兄弟の契り」などスキル名にも注目です。
一方、モンストではユニークな点が2つ挙げられます。
1. デザイン
多くのゲームでは異彩を放った印象ですが、こちらは比較的ポップなデザインとなっています。
2. 進化素材
進化時に「張角」が必要な点は、三国志ファンならクスッとくるかも?
張角は、三国志の始まりとされる「黄巾の乱」首謀者。しかし、関羽との関連性は全くと言っていいほどありません。
現代にも伝わるカリスマ性
■ 現代にも伝わるカリスマ性
現代にも伝わるカリスマ性
好きなゲームでお気に入りの武将が登場したら、すごく嬉しくなりませんか?
三国志にまつわるゲームは多くありますが、無関係の作品でも個性的な役割をひっさげています。
西洋ファンタジーにゲスト出演する様子は、「あの猛将が舞い降りた」という驚きをもたらしてくれます。
キャラの情報を後から知れば、「あの時手に入れておけばよかった」と後悔するかもしれません。
三国志は有名な物語なので、イベントが再び実施されることを願いましょう!
それにしても、諸葛亮は何やっても許される感じがしますよね。