劉琮は広大な土地・荊州を支配していた父、劉表(景升)の後を継ぐことになりました。しかし、自分が実権を握るとすぐに曹操(孟徳)に降伏してしまいます。一見情けない君主ですが、そんな劉琮について紹介します。
荊州の劉表は演義では穏やかで劉備(玄徳)を保護した人物として知られています。その一方で蔡瑁たち後妻の一族にそそのかされ、後継者を次男の劉琮にしました。そのことによって、死後に荊州が曹操に支配される原因を作ったとも言われます。実際の劉表及びその一族はどのような人物だったのでしょうか?
2代目は残念な奴が多い。それは日本に限らず遠い昔の中国でも同じことが言えました。そんな君主の残念な息子たち(息子も君主となるわけですが)についてみていきましょう。