パリピ孔明  勉強になるドラマ。1話、石兵八陣(せきへいはちじん)

パリピ孔明  勉強になるドラマ。1話、石兵八陣(せきへいはちじん)

三国志の天才軍師・諸葛孔明は、五丈原の戦いで病死する直前、次の人生は「命のやり取りなどない平和な世界に生まれ変わりたい」と願った。そして、その願いが2023年のハロウィンの渋谷に転移して叶ってしまうのだ! さて、現代でも軍師、諸葛孔明の知恵は、生かせるのか? 当面、ドラマ連動記事を書いていきますよー。


テレビドラマ パリピ孔明 第一話

テレビドラマ パリピ孔明 第一話

テレビドラマ パリピ孔明 第一話

孔明は、三国志時代 志半ばで病死しますが、なんと、現代の日本で生き返ります。
目が覚めたら、渋谷の繁華街、そして、渋谷のクラブで駆け出しのシンガーソングライター・月見英子と出会います。

英子は、自分の歌を聴いてくれる人がいないことに悩んでいました。が、孔明が歌に感銘し、英子の歌声に可能性を見出し、彼女の軍師になることを決意します。
さて、劉備から英子へと引き継がれる天下取り。

孔明が現代の文化やテクノロジーに驚きながらも、それを自分の戦略に取り入れる姿が、コミカルでありながらも、親しみやすさを感じました。

孔明の天才的な戦略と英子の歌声が、これからの物語にどのように絡んでいくのか?どうなるか? 三国志時代のエピソードとリンクして、三国志好きになること間違いなしです。

才能とは学習の結果 現れるもの

才能とは学習の結果 現れるもの

才能とは学習の結果 現れるもの

英子が自分の歌を誰も聞いてくれないと悩んでいる時に孔明が言った言葉。

「才能とは学習の結果、身に付くものだと考えております」

「才能とは学習の結果 現れるもの」という言葉は、藤原和博氏の著書「才能は努力でつくられる」の中で、述べていました。
藤原氏は、才能は生まれつきあるものではなく、努力によって伸ばすことができるものであると主張しています。
そして、才能とは、学習によって身につけた知識や技術、そしてそれらを活用する能力であると述べています。
この言葉は、才能を神格化するのではなく、誰もが努力によって才能を伸ばすことができることを示すものとして、多くの人に受け入れられています。

3つの要素を踏まえ、誰でも才能を伸ばし、活躍できる社会を創りましょうね。

・興味や関心
才能を伸ばすためには、まず、その分野に興味や関心を持つことが重要です。興味や関心があれば、自ら学び、努力する意欲が湧きやすくなります。
・努力
才能を伸ばすためには、継続的な努力が必要です。才能は、一朝一夕に身につくものではありません。日々の努力を積み重ねることで、初めて才能が開花するのです。
・環境
才能を伸ばすためには、適切な環境も重要です。才能を伸ばすための機会やサポートが得られる環境であれば、より効率的に才能を伸ばすことができます。

そして、孔明は、こう続けます。
「英子も歌をやめるは必要ない。。。
(古代三国志の時代は)言いたいことも言えず、戦さ場に出陣した者は、死んでいった。今、生きてるうちに語るべきであろう。」・・・夢を実現するまで努力していこう。




お酒の一気飲み リズムで説明

お酒の一気飲み リズムで説明

お酒の一気飲み リズムで説明

クラブイベントで、孔明が、音楽の差について英子に聞きました。
なぜ、昨日は、うるさかったのに、今日(イベントの始まり)は、静かな曲なのですか?

英子は、言いました。

「音楽には、テンポがあり、人は、テンポ、リズムによって盛り上がるからだよ」
音楽、お酒、歌・ダンス、リズムと盛り上がりの相乗効果ですね。

英子が説明したBPM(Beats Per Minute)は、音楽におけるテンポの単位です。
BPMは、1分間に刻まれる拍数を表します。BPMの数値が高いほどテンポは速くなり、数値が下がるほどゆっくりしたテンポとなります。
高いBPMは活気や興奮を表現しやすく、アップビートな楽曲では楽しさや陽気な感じがします。
低いBPMは静寂や哀愁を表現しやすく、バラードやメロウな楽曲では感傷的な雰囲気を演出します。

パーティなどのBGMも、このようなことを考えて構成するとよいと思います。

孔明は、酒豪、張飛について例えていました。
張飛をノセるために、お酒を飲む時に、拍手のテンポをあげると、お酒を飲むスピードがアップするのです。

皆さんも経験ありませんか?
日本でも、一気飲みが流行ったことがありましよね。
お酒の一気飲み中に、拍手のテンポをあげることで、盛り上げると同時にモチベーションをあげるからです。
お酒の一気飲みは、一種のステイタス、酒の強さを示すためだったり、社交の手段だったりしました。張飛は、このパターンです。

古代中国や日本では、儀式や習慣として行われることもありました。例えば、古代中国では、新年や祭りなどの際に、一気飲みが行われていました。また、日本では、相撲の土俵入りや、剣道の試合前の儀式として、一気飲みが行われていました。
具体的な例としては、古代中国では、酒の量を競う「酒宴」や、酒を早く飲む競争「酒速」が行われていました。また、日本では、江戸時代には、下級武士が主催する「大酒会」や、学生が行う「飲み会」で、一気飲みが行われていました。

現代では、一気飲みの危険性が広く知られるようになり、その機会は減少しています。しかし、依然として、飲み会や宴会などで、一気飲みが行われることがあります。
なお、一気飲みは、急性アルコール中毒の危険性が高く、命にかかわることもあります。そのため、一気飲みは絶対に避けるべきです。

とんでもないエピソード満載の張飛(翼徳)について 張飛 最後は?

https://sangokushirs.com/articles/468

三国志でも超有名人物である張飛(翼徳)。彼は1人で1万人に匹敵する強さを誇り、部下としてさぞ有能のように思えます。その反面酒での失敗や、部下への罰則が厳しすぎるという一面もあります。三国志 張飛 の 最後 含め、そんな張飛のとんでもないエピソードについてまとめてみました。

石兵八陣(せきへいはちじん)

石兵八陣(せきへいはちじん)

石兵八陣(せきへいはちじん)

対バン イベント!! チャンス?ピンチ?

ある有名アーティストと英子が、対バン イベントをすることになりました。
違う部屋で同じ時間に演奏するのですが、当然、人気のあるアーティストに客を奪われます。

この時に、孔明は、三国史 三国時代の石兵八陣(せきへいはちじん)の現代版で戦います。
皆さんも鏡の迷路などの経験ありませんか?
ステージを回したり、照明を変え、ディスプレイやオブジェの配置や案内人の移動などにより、お客さんが、英子のステージから出られなくなる仕組みを作ったのです。

照明の変化
照明の明るさや色を変化させることで、迷路の壁や通路を表現することができます。例えば、壁は暗く、通路は明るくすることで、迷路感を演出することができます。また、照明の色を変化させることで、迷路の道筋を示すこともできます。

複数のディスプレイ・鏡
複数のディスプレイを組み合わせることで、複雑な迷路を表現することができます。例えば、ディスプレイを縦横に並べて、大きな迷路を作成することができます。また、ディスプレイに異なる画像を表示することで、迷路の構造を変化させることもできます。

複数のオブジェ
複数のオブジェを組み合わせることで、立体的な迷路を表現することができます。例えば、柱や壁、床などのオブジェを配置することで、迷路の構造を複雑化させることができます。また、オブジェの形状や大きさを変化させることで、迷路の難易度を調整することもできます。
今回は、クラブイベントなので、照明の変化と複数のディスプレイで、幻想的な迷路のようでした。

ただし、客が、英子のステージに留まったのは、”英子の歌の力”なんだよ!という孔明の言葉が今回のクライマックスでした。

石兵八陣(せきへいはちじん)は、『三国志演義』に登場する架空の陣です。

関羽の弔い合戦である夷陵の戦いは、孔明の反対を押し切った劉備の感情にまかせた戦いでした。
敗戦を想定していた孔明が仕掛けた伝説上の陣形です。

劉備の率いる蜀軍が敗走することを見越して、追撃途中の魚腹浦にたくさんの石が陣のように配置されました。
陣内では定期的に突風や波が起こるようになっていました。
陸遜は、激しい風と砂嵐で、山のように積み重なった石によって道に迷い、追撃を諦めたのです。

泣いて馬謖を斬る

泣いて馬謖を斬る

泣いて馬謖を斬る

孔明が、現在に表れて、住むところもなかったわけですが、偶然にも英子が勤めるライブハウス「BBラウンジ」のオーナーの小林が、三国志オタクで、孔明と三国志談義で盛り上がります。
上機嫌になった小林は、孔明をアルバイトとして採用しました。

この時の話題が、「泣いて馬謖を斬る」(内容は別記事を参考にしてください) でした。

ドラマでは、孔明いわく、「馬謖は勝つつもりだった」と言っていました。
が・・・

泣いて馬謖を斬る

https://sangokushirs.com/articles/734

規律を保つため、たとえ愛する者でも、違反者は厳しく処分することのたとえ

三国志・馬謖と王平は火と油だったために街亭で敗戦した

https://sangokushirs.com/articles/253

三国志でも後半の山場である蜀の北伐。率いるのは天才軍師・諸葛亮孔明です。用意周到に北伐の準備を進め、戦略的にも優れていましたが、諸葛亮は撤退することになります。今回はその原因となった「街亭の戦い」をご紹介いたします。

今回、偶然にも見逃し配信で1話から見ることが出来ました。
2話以降もリポートしていこうと思います。
一緒に学んでいきましょう。





この記事の三国志ライター

古代の雑学を発信

関連するキーワード


パリピ孔明 石兵八陣

関連する投稿


パリピ孔明 勉強になるドラマ2話、無中生有(むちゅうしょうゆう)

孔明は、歌手を目指す英子のためにアートフェスでのライブをブッキングするが、英子のブースは一番端で、向かいは人気インディーズバンド「JET JACKET」のブースだった。 英子はブースに人が集まるのか不安になるが、孔明は「この戦、勝てますよ」と意味ありげにほほ笑んだ!さて、軍師 孔明の策は!?


パリピ孔明 第8話 五丈原の戦い

英子の原点と、小林の過去が明かになる。英子は、幼い頃から歌が好きだったが、母親に反対され、歌うことを諦めかけたことがあった。 小林は、かつてバンドを組んでおり、ギターを弾いていたが、ある事件をきっかけに、ギターから足を洗っていた。 英子の歌声に心を動かされ、再びギターを手に取ることに。


最新の投稿


春秋戦国時代 伍子胥の人生について

伍子胥(ごししょ)は、中国の春秋時代に活躍した楚の武人です。彼の本名は員(うん)で、楚の平王によって父と兄が殺されたため、復讐を誓いました。彼は呉に亡命し、楚との戦いで、ついに復讐を果たしました。しかし、後に呉王夫差が越王勾践を破った際、降伏を許そうとする夫差に反対し、意見が受け入れられず、自害させられました。


孫氏の兵法の孫武(そんぶ)とは?

『孫氏の兵法』における「孫氏」とは、古代中国の軍事思想家である孫武です。兵法書『孫子』を著し、戦争や軍事戦略に関する理論を全13篇から構成。特に「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」が有名で、戦争を避けることが最も優れた戦略であると説いています。 参考:ドラマ 孫子兵法 ‧


『キングダム』における羌瘣とは?

羌瘣は、漫画『キングダム』に登場する架空のキャラクターです。彼女は羌族出身の少女で、精鋭の暗殺者集団「蚩尤(しゆう)」に属していました。彼女は、原作、映画においても非常に魅力的なキャラクターです。その環境や周辺を史実を参考に紐解いてみます。


赤兎馬とは? 三国志初心者必見 三国志における名馬の物語

赤兎馬とは、三国志演義などの創作に登場する伝説の名馬で、実際の存在については確証がなく、アハルテケ種がモデルとされています。体が大きく、董卓、関羽、呂布など、三国時代の最強の武将を乗せて戦場を駆け抜けました。


春秋戦国時代 年表 キングダム 秦の始皇帝の時代の始まり

キングダム 大将軍の帰還 始まりますね。楽しみにしていました。 今回は、秦の始皇帝「嬴政」が、中華統一を果たす流れについて記述しようと思います。映画、キングダムのキャストの性格とは若干違うかもしれませんが、参考程度に読んでみてください。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング