一番センター陸遜伯言(呉)
■ 一番センター陸遜伯言(呉)
一番センター陸遜伯言(呉)
三国武将の中のリードオフマンは陸遜伯言!彼なら一番打者として十分な成績を残してくれることでしょう。センターというポジションもそうですが、一番打者というのは足の速さも売り物にしなければなりません。
そこで、三国志の中でイメージ的に一番足が速いのは誰だろうと考えた結果、彼に白羽の矢がたったわけです。自信を顧みず主君や国家への忠義を尽くす正直者の彼なら真面目にコツコツとベースを陥れてくれることでしょう。
また、余談ですが陸遜伯言は先見の明に優れています。楊竺の性格の悪さを早いうちから見抜き、楊竺の兄に一族から別けるように薦めたとあります。観察眼に優れていたということは盗塁なんていとも簡単にしてしまうんでしょうね。
二番セカンド馬超孟起(蜀)
■ 二番セカンド馬超孟起(蜀)
二番セカンド馬超孟起(蜀)
バントだったり、進塁打だったりと何かと地味なイメージが付きまとう二番打者には蜀の人気武将の馬超孟起を推薦します。何かと謎の多い馬超孟起ですが、曹操孟徳を追い詰めたり、呂布奉先さながらの力をも持っていたと言われています。
こうした視点からみると、まるでかつて読売ジャイアンツにいた清水隆行やガッツこと小笠原道大のような攻撃的な二番打者を想像してしまいます。
ただ、派手なエピソードがあるわりには、その境遇から国内でアメリカ合衆国における黒人のような不遇の扱いを受けており、武将としての人気も活躍のわりに劣るという点から地味な仕事のできる二番打者に抜擢させていただきました。
また、それにあわせて内野の花形であるショートよりも同じだけの守備範囲を誇りながらどうしてもショートよりも地味な扱いをされてしまうセカンドになりました。
三番ショート趙雲子龍(蜀)
■ 三番ショート趙雲子龍(蜀)
三番ショート趙雲子龍(蜀)
とにかく塁に出たランナーを進めたり、返さなければならないのが三番打者です。チャンスにも四番同様強くなければなりません。メジャーリーグでは実際、チームで一番良い打者をおくと言われています。その三番打者に推薦したいのは趙雲子龍です。
日本の戦国武将でいえば真田幸村と同等の人気を誇る趙雲子龍は武将の人気投票などでもトップをとってしまうほどの武将です。
三番打者に推薦したのは、こうした人気もありましたが戦での傷がほぼ皆無といっていいほど戦に強く、老いても尚、活躍したという点から中軸を任せられるのではないかと考えました。よって守備も内野の花形と言われるショートです。想像しただけで格好良いですね。
四番サード関羽雲長(蜀)
■ 四番サード関羽雲長(蜀)
四番サード関羽雲長(蜀)
チームの柱となる四番バッター、数字を残すことも求められますが、ホームランをスタンドに運ぶパワーも必要です。三国武将で言えばやはりこの人でしょう。関羽雲長!
彼の特徴と言えば一騎当千の名将で義に厚くプライドが高いということがあげられます。まさにチームの柱となる四番バッターにはピッタリですね。ポジションはかつて日本のプロ野球でも長嶋茂雄さんなど名選手が守ったことで花形と言われていたサードです。
ちなみに関羽雲長には面白いエピソードがあります。とある日に諸葛亮公明に手紙を出しました。この手紙の内容というのは何と、自分と馬超孟起ってどっちが上ですかという内容だったそうです。これには諸葛亮公明も苦笑いしながらも、馬超孟起は張飛翼徳と並ぶ猛将ですが、あなた様の武勇には勝てませぬと返したとか、これに満足して機嫌が良くなったというエピソードがあります。なんとなく可愛いところもあるんですね。
五番ライト呂布奉先
■ 五番ライト呂布奉先
五番ライト呂布奉先
関羽雲長と並んで、もしくはそれを凌駕する三国志最強の武勇の持ち主として描かれることの多い呂布奉先を五番打者におきました。強さとは裏腹に裏切りの名将として有名ですね。噂によればモンゴルなどの血も入っていたために身の丈も大きく外国人という扱いだったと言われています。
武勇に優れている呂布奉先は実力的にはまさに四番打者なんでしょうが、性格的に難があるというイメージで五番打者としました。
ポジションはプロ野球では大リーガーのイチロー選手などが守ったライトです。正直、呂布奉先ほどの人物ならばどこのポジションでもこなせるでしょう。
ただ運動神経が良いわりにはチームワークが点でダメということから他のポジションとの連携の少ないライトにおきました。彼が真面目にプレイしていけば間違えなく三冠王もとれるのかもしれません。
六番ファースト童卓仲穎
■ 六番ファースト童卓仲穎
六番ファースト童卓仲穎
六番打者には何と童卓仲穎を置きます。太っているからではないですよといいつつ、実際はイメージで選ばせていただきました。よってポジションも太っているというイメージがキャッチャーの次くらいにつきまとうファーストを用意しました。
悪逆非道の数々を繰り返し、最後は呂布奉先の裏切りにあい、その生涯を閉じてしまった童卓仲穎ですが若いころはそうでもありませんでした。
元々は田舎の農民出身で、そこから持ち前の武勇や才で徐々に成り上がっていきます。ただその最中も部下に自分の褒美を分け与えたりと実は部下思いの優しい人だったのです。それが洛陽に入ってからというもの人が変わったように悪い人になってしまいました。これってちょっと日本の豊臣秀吉にそっくりですよね。人間、元々悪い人なんていないんです。
七番レフト張遼文遠(魏)
■ 七番レフト張遼文遠(魏)
七番レフト張遼文遠(魏)
意外かもしれませんが、泣く子も黙る張遼文遠がベストナイン入りです。クリーンアップのミスを六番打者と共に帳消しにする最後の砦とも言える七番打者、下位打線ですが、かなり期待はされています。張遼文遠は上司からも部下からも慕われる武将でした。
強い上に人望があって目先もきいて時には柔軟に対応できるといった正にパーフェクトな人なんですよね。そんな頼りになる張遼文遠なら他の人の尻拭いなんて朝飯前。ということで決してマイナスな印象でこの打順になったわけではなく七番打者を任せられるのは逆に彼しかいないと思うので推薦させていただきます。
ポジションはレフトですが、これといって意味はありません。本当は内野でも良かったのですが、ここしか空いてなかったというのが本音です。
八番キャッチャー 司馬懿仲達(魏)
■ 八番キャッチャー 司馬懿仲達(魏)
八番キャッチャー 司馬懿仲達(魏)
試合の勝敗の八割が決まるといっても過言ではない、チームの頭脳の柱には司馬懿仲達です。普通は諸葛亮公明だろうとヤジが飛んできそうですが、司馬懿仲達をあえて推します。
頭脳明晰で中国を二度も滅ぼしかけた血統ということもあってその才能は言うまでもない司馬懿仲達。スポーツではやはり勝つことが大切です。
もちろん諸葛亮公明が頭脳明晰で学問に優れているのは間違いないことですが、やはりキャッチャーは相手の嫌がること、つまりは汚いことをやってこそのポジションです。イメージの綺麗な諸葛亮公明よりは何かと脇役補正されて嫌われてしまうことの多い司馬懿仲達のほうがイメージにピッタリではないでしょうか?
九番ピッチャー袁紹本初
■ 九番ピッチャー袁紹本初
九番ピッチャー袁紹本初
志半ばで死んでしまった袁紹本初がエースピッチャーに抜擢です。生まれが名門という点からいかにもプライドが高そうでわがままそうな袁紹本初。
むやみに人と会わずに名声の高い人物としか会わなかったとされる彼は正にピッチャーでしょう。ただ病死してしまっただけに先発完投できるかは心配ですね。リリーフ投手を用意しておきましょう
まとめ
■ まとめ
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は三国武将が現代でプロ野球日本代表だったらという体でオーダーを組んでみました。人によってはもっとこうしろだとか、自分ならこうするだとかあると思います。皆さんも三国武将の特性やイメージなどを考えて自分だけのオーダーを組んでみてはいかがでしょうか?