三国志の英雄たちを姓名判断してみた!

三国志の英雄たちを姓名判断してみた!

三国志の英雄たちは、自らの運命を武力や知力で切り拓いてきました。しかし、実は産まれて命名された瞬間に、その命運が決まっていたのではないか? という興味のもと、各英雄の姓名判断をしてみました。はたして、あなたの好きな英傑はどういう運命だったのでしょうか。


① 姓名の画数占いとは?

姓名判断は、その人の姓名から人生の趨勢や仕事運、家庭運、かかりやすい病気などを占うもので、姓名を構成する漢字の画数で決まります。おもに「天格(祖格)」「人格(主格)」「地格」を占うほか、「外格」や「総画」などさまざまな角度から、その人の運命を判断できるのです。

具体的には、「天格」が姓の総画数で判断し、祖先運となります。一般に天格だけで吉凶は判断されません。「人格」は姓の最後と名の第一字を足した画数で判断し、主運とされます。「地格」は名の画数の合計で判断されます。おもに、その人の性格が表され、幼年期の運勢を占われるというものです。

もちろん、この姓名判断は日本で伝統的に行われてきた占いなので、中国の三国時代の人物に当てはまるというものではないのですが、これもまあ“お遊び”みたいなものなので、箸休めとして楽しんでいただければと思いますよ。

② 劉備(玄徳):総じて凶の運命に翻弄された人生

三国志の英雄として、まず姓名判断が気になる人物といえば、劉備(玄徳)をおいて他にはいないでしょう。なお、ここでは字は考えず、純粋に姓名をもとに占うこととします。

劉備=天格:大大吉、人格:凶、地格:大凶、総格:凶

総合すると(総格)、あまり良い運勢とはいえません(凶)。キーワードは失敗、わがまま、不信感、裏切り、才能です。悪い方向ばかり人生が転がっていき、最終的には恵まれない形で人生を終えると出ています。曹操(孟徳)の魏へ侵攻するも「失敗」。同盟関係を結んでいた孫権(仲謀)に「裏切られ」、「不信感」から関羽(雲長)、張飛(翼徳)を失ってしまうということでは、けっこう当たっているかもしれません。

「天格」は劉姓で帝位に就く人物がいるので、ここでは特に言及しません。「人格」は大凶で、キーワードに孤独、敗北、失態、無謀などという言葉が出ています。孫権(仲謀)軍の大都督・陸遜(伯言)に「無謀」な作戦で挑み、結果として兵のほとんどを失うという「敗北」を喫するという「失態」を演じ、白帝城で失意のもと「孤独」に人生を終えてしまいました。これまた、けっこう当たっているように思いますが、いかがでしょうか。

③ 曹操(孟徳):頭脳明晰で人望のあるトップとなる人生

続いて、魏の武帝である曹操(孟徳)について姓名判断を占ってみましょう。

曹操=天格:吉、人格:吉凶混合、地格:大吉、総格:吉

「天格」については、曹家は前漢の丞相を排出したほどの名家のため「吉」は納得です。問題は「人格」の「吉凶混合」。性格は常にトップでありたがる人で、キーワードは摩擦、孤立、頭脳明晰と出ました。才能のある魅力的な人物ですが、それを鼻にかけるところがあり、自己主張が強くて曲げない頑固さがあるということです。このへんは、まさに曹操(孟徳)という人そのまんまだと思いませんか?

「地格」は「大吉」で、キーワードは人望、逆転成功、大成と出ています。大器で幸せをつかむ人物であり、周りの人を惹きつける魅力があるそうです。中国各地から才能ある智将や武将が雲霞の如く曹操(孟徳)のもとに集まってきたのは、彼の人を引きつける魅力があってこそ。平凡な人には興味を示さず、才能を持った人や実力者などとの交際を通じて、何かを吸収する戦略家と占いに出ています。曹操(孟徳)の人物像をさまざまな書物で思い描いている方にとっては、膝をポンと叩いて「そうそう!(ダジャレではありません)曹操(孟徳)って、そんな人だよね!」と納得していただけると思います。

④ 孫権(仲謀):孫家自体の命運は大凶だが、本人は大大吉の人生

そして呉の開祖となった孫権(仲謀)について占ってみましょう。実に堅実な国造りをした彼なら、かなり良い占いが出ることでしょう。

孫権=天格:大凶、人格:吉、地格:大大吉、総格:吉

孫氏といえば「孫子の兵法」で知られる孫武(字は不明)を排出するなど名門として知られていますが、孫権(仲謀)の父である孫堅(文台)のころは生い立ちも定かでなく、大した家柄ではなかったとされています。そして孫堅(文台)、その息子である孫策(伯符)ともに早くして命を落としていることから、「天格」が「大凶」というのは頷けるところでしょう。

「人格」は「吉」。キーワードとして努力、真面目、天運、男気、成功と出ています。呉という水運に恵まれた肥沃な土地で、「真面目」に人心を掌握する「努力」を続けてきたことで、君主となる「天運」を手にしました。持って生まれた才能を最大限に生かし、その才能によって富と人材が集まって来たというのは、孫権(仲謀)の「男気」溢れる人柄によるものでしょう。そして、最終的には(賛否はありますが)呉の帝位に就く「成功」を得ることができたのです。どうでしょう? あながち的はずれな占いとは言えないのではないでしょうか。

「地格」は「大大吉」で、大勝利、大成功、才能、天運、財産というキーワードが出ました。これも、そこまで大きく間違ってはいないようです。孫権(仲謀)その人自身は、三国志では大成功を収めた人物ではないでしょうか。そのあとの子孫が、徐々に没落していったのは、結局「天格」の大凶が災いしたのだと考えれば、納得がいくところでもあります。

⑤ その他三国志の英雄たちの姓名判断はいかに?

そのほか、三国志の主要な登場人物も占ってみちゃいましょう!

諸葛亮=天格:吉凶混合、人格:吉、地格:凶、総格:凶

気になる「人格」は「吉」とまずまず。キーワードは独立、統率力、名誉。我が道を往く指導者タイプの人物で、計画性に優れ、物事を合理的に進めていこうとする完全主義者だそうです。うわっ、ビックリしましたね。まさに諸葛亮(孔明)の人となりを表している占いです。頭脳明晰で、困難を切り拓いていく強い精神力を備えており、打たれ強くて目的遂行のために諦めない人物像と出ています。戦略家の軍師で、「天下三分の計」で困難を切り拓く進言を劉備(玄徳)に行ったり、何度失敗しても「北伐」のために兵を出した諦めない強い精神力は、本当に占いどおりで驚いた人も多いはずです。

周瑜=天格:吉、人格:大吉、地格:大吉、総格:大吉

周瑜(公瑾)は呉の智将ですが、ずいぶんと素晴らしい運勢だったようですね。「地格」は「大吉」で、感性、才能、人気、尊敬というキーワードが出ました。非常に感性の豊かな人物で、何事もソツなくこなすスーパーマン。人物を見る目も確かで、相手を尊重して自ら尊敬される人柄であると占いで出ています。これも、文句なしで周瑜(公瑾)の人物を表している占いだと言っていいのではないでしょうか。

呂布=天格:吉、人格:凶、地格:吉、総格:凶

「総格」は「凶」で、キーワードとして意志薄弱、失敗、病弱と出ています。一見すると、呂布(奉先)という人物像に当てはまらないと思われがちですが、ちょっと考えてみましょう。丁原(字は不明)の養子であったにも関わらず、董卓(仲穎)の誘いに応じて殺害するという「意志薄弱」さがあり、しかも董卓(仲穎)とも養子の関係にあったのに王允(子師)の策略によって、貂蝉に惑わされ離間の計に陥る「失敗」をしています。

まとめ

占いというのは「当たるも八卦当たらぬも八卦」と言い、外れてもともとということがありますが、筆者も驚くほど姓名判断が当たっていると感じました。時間があるときにでも、いろいろな武将や軍師の姓名判断をしてみると、意外と面白いかもしれませんよ。

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